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〒380-0961 長野県長野市安茂里小市3-8-19
“小さな夢”をつむぎ、未来を創る。
「私たちは保育を通じて未来創りに貢献していきたい」
これが平成29年12月に始めた基本理念の再構築というプロセスの中で、当時参画した代表職員とともに再確認した思い。基本理念に込めた思いです。この思いを実現するため、
私たちは日々“問い”を持ちながら保育をしています。
「私たちが子どものために、未来のために、できることって何だろう?」
園で培われた伝統や園内外の環境、幼児教育・保育に関する様々な考え方、それらを整理しながら園で最大限活かせる方法 ―― 子どもたちをはじめ園で関わる全ての人にとっての最善
―― を模索しつつ改善に努めています。
大切な子どもたちに関わることですので、できれば保護者の皆さまとも一緒になって考えながら、保育の質の向上のため、理念追求のため、“かたちに”することにこだわって邁進してまいります。
〔大切にしている組織文化〕
〇 自分らしさを大事にする
〇 互いに認め合う
〇 前に進むことを忘れない
〔組織文化を支える行動指針〕
〇 あいさつ(相手を認める第一歩・園の雰囲気づくりの第一歩)
〇 和顔愛語(穏やかな表情と丁寧で優しい言葉掛けが柔らかくて温かい空気をつくる)
〇 相手の話に耳を傾ける(他者を受容することで視野を広げる)
〇 自分の思いは言葉にする(相手に伝わるように伝える)
〇 かたちにする(新しいことにも挑戦する=試してうまくいったものを残す)
Concept
令和2年4月に小市保育園の設立50周年を迎えるにあたり、園の象徴となるロゴマークを作成しました。(認定こども園への移行に伴い、令和4年4月に園名部分のみ変更。)デザインは「月」をモチーフに、園周辺の恵まれた「自然」や伸びゆく「成長」のイメージにつながる緑を用い、明るく親しみの感じられる色づかいにしました。
モチーフは年長のクラス名に由来します。園の設立以来50年間、ずっと「つきぐみ」だった年長クラス。小市保育園の子どもたちはみんな「つきぐみ」になって卒園していきました。園がこれまで歩んできた歴史を振り返るとともに、月が持つその姿から私たちの“保育観のシンボル”としてモチーフに採用しました。
『照らされることで輝く月、それと同じように人の支えの中で更に輝きを増していく子どもたち』
様々な可能性を秘めた子どもたちを輝く存在と受け止め、その育ちを支える。そして今度は輝き放つ子どもたちに私たち大人が照らされて成長する。園で受け継がれてきた保育の日常を月の姿に重ねました。
小さな黄色の月は子どもたち。それを包み込むような大きな月は子どもを支える大人―――保護者と保育者を表し、両者が持つ「子どもへの思い」「未来への思い」を共に重ねていく様子を緑と黄緑の二色で表現しています。
黄色い月の上にある芽は未来。「子どもの未来」だけをイメージしているのではありません。一つの円の中で様々な月がお互いを照らし合うように、園で関わる一人ひとりがお互いを大切にしていくことで園を活性化し、それを地域の活性につなげ、「明るい未来」につなげていくという願いが込められています。
小市こども園は隣接する浄土真宗本願寺派寺院、稱名寺(しょうみょうじ)の一部を間借りした農繁期の季節託児所がその起源であり、昭和45年に社会福祉法人を設立し認可保育所を開設して以来、歴代の園長は皆僧侶でありました。こうした歴史も踏まえ、新たな法人名は仏典の中からいただきました。
稱名寺のご本尊として本堂に安置されている阿弥陀仏(あみだぶつ)。その仏様の世界、極楽浄土について仏典では光り輝く蓮の花の様子が描かれます。青、白、玄(くろ)、黄、朱、紫と六通りの色で輝くその花々は、お互いを照らし合うことで三十六通りの色を織りなし、そこから生まれる無数の光は朗らかで、至り届かないところがどこにも無いほどの輝きを放っているのだそうです。
このお話に出てくる蓮の花は生命の象徴であり、六通りの色で輝く様子は生命が持つ多様性を尊重する様。そして、互いの光で照らし合うことで三十六通りの色が織りなされる様子は多様な生命がお互いの違いを認め合い、関わり合うことで生まれる多くの可能性を示唆するものと受け止めています。
認可保育所という福祉施設の運営を通じ、多様な子ども達一人ひとりの育ちに寄り添い、支え、お互いを認め合うことのできる心を育むことに力を注いできた私たちにとって、仏典にある六色の花の物語は園の歴史を象徴するものであり、今後も相続すべき保育観、福祉の精神を象徴するものと考えました。また、私たちが雪国長野県の社会福祉法人であるということにもちなみ、雪の異称でもある六花(りっか)という言葉を用い、新法人名を六花会としました。
Concept
新しい法人名の由来となった、仏典にある六色の花の物語をベースに、花びらのモチーフは人のかたちにも見えるようにデザインし、個性ある光を持つ一人ひとりが、それぞれに照らし合い、支え合うイメージを表現しています。
花の中央にある雪の結晶は、雪の異称である「六花」にちなんだだけでなく、「スノーフレークリーダーシップ」という言葉にも由来します。
組織の成長にとって不可欠なリーダーシップの実践とは、他のリーダーを成長させることにありますが、それが起点となる中心人物から周りの人、そのまた周りの人というように放射状に連鎖させながらリーダーを成長させていくことを雪の結晶が出来上がる様子になぞらえて「スノーフレークリーダーシップ」と言い、当法人で働く職員の今後の成長と、それによって活性化する法人の姿を願い、ロゴマークの一部に雪の結晶を組み込みました。
法人名の下にあるフレーズは六色の花の物語の肝要であり、当法人が大切にしてきた保育観を表しつつ、法人名から保育園の名が無くなっても、引き続き子育て支援を一番の本業として地域に貢献していく法人であることを表せることを意識して制作しました。
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